稔り豊かな秋を迎え、皆様お元気でご活躍のことと存じます。谷口雅宣先生・谷口純子先生の説示された真理を実践されておられることとぞんじます。皆様と共に「神・自然・人間は一体である」という自覚を深め「新しき文明」の基礎づくり・PBS活動の活発化をはかってまいりたいと思います。
さて練成会中にご相談に来られたAさんから喜びの連絡がありました。
「お陰様で、新しい縫製の仕事が見つかりました。今はすっかり元気を取り戻し新しい仕事にチャレンジしています。誌友会に行って真理を学び、練成会に行って真理を学べることが、大変嬉しいです。」ともはや別人のごとく溌剌とされたAさんでした。
地元バレーボールチームでポイントゲッターとして活躍していたAさんは、ある日の試合のネットプレーのボール処理で、相手とのもつれから反則をとられ、流れが変わりチームは負けました。試合後、チームコーチは厳しく動きの不備を指摘し、その後の練習・試合では無視されるなどしてチームをお辞めになったのです。その頃に訪ねて来られたのです。元気を出して戴こうと紐解いたのは、大聖師谷口雅春先生著の新版『生活の智慧365章』(54P~55P)からでした。
“宗教という者は人間を一切の迷妄から解放し、解脱を得せしめ、一切の不安恐怖憂苦から解放し解脱を得せしめるのである。「人間は神の子である。完全である」という真理を、暇あらば常に心に唱えよ。真理は非真理よりも無限に強力である。やがて神の子らしかざる一切の不幸、病気、災難等は、それを唱えるすべての人々から姿を消すに相違ないのである。”
勘の良いAさんは即座に内容を理解して「人間は神の子である。完全である」の真理の言葉を心に暇さえあれば常に唱え続けたのでした。バレーでの出来事は何か過去の業が消えた。これからは良くなるしかない。ネット境でうまく動けなかった自分を責め続けても、鬼のようなコーチを責め憎んでもそこからは明るい世界は開けない。自分そしてコーチをもう無条件にゆるし、感謝し、愛する和解の祈りを実践するしかないと決心!祈りそして自分に出来るどんな小さな愛行でも、人のお役に立つこと喜ばれることを実践し続けました。約三ヶ月経ったころにはいつしかニコリと笑顔が生まれるようになったのです。そして、新しき縫製の仕事が見つかりました。真理の実践!ですね。
どのような難しい問題であっても、教育の問題、家庭の問題、経済の問題であっても、真理の実践!あるところに不可能はありません。神様の導きのもとに、神様の栄光に溢れる偉大なる天分の道を皆さまが歩まれますように祈念申しあげます。